翻訳者の仕事とは?英語力だけでは仕事はできない?
こんにちは!Grace School(フリーランス用オンラインスクール)を運営しているAnnaです♡
翻訳者と聞くと、どのようなイメージがありますか。
「英語を使う仕事でかっこいい」「英語に触れられる職業でいいな」など、英語が得意な人、英語が好きな人は、一度は憧れ、興味をもったことがあるのが、翻訳者ではないでしょうか。
また、近年では在宅ワークが注目されるようになり、パソコン1台で仕事ができる職業としても、翻訳の仕事は人気を集めています✨

私もフリーランス翻訳者として活躍しています!
英語が得意な人は特に、海外が好きな方も多いので、理想のライフスタイルを叶えるためにも翻訳者を目指す方は多いのではないでしょうか。
この記事では、
・翻訳の仕事はどのようなことをするのか。
・翻訳者になるには英語力が必要なのか。
について解説します。
翻訳者に興味があり、
「翻訳者の仕事がしてみたいけれど、実際どれくらいの英語力が必要なの?」
「翻訳者の仕事って大変そうだけど、初心者でもなれるの?」
このような悩みを抱えている方に役立つ記事です✨
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☆翻訳者の仕事とは


翻訳者の仕事とは、(英語の場合)「外国語(英語)を母国語(日本語)または母国語(日本語)を外国語(英語)」に置き換えることです。
翻訳の種類には
・文芸翻訳・・・小説や雑誌、学術書などの出版物を翻訳
・実務翻訳・・・マニュアルや契約書類などのビジネス文書を翻訳
・映像翻訳・・・映画やテレビ番組、YouTubeなどの映像物を翻訳
があり、翻訳者の仕事では、実務翻訳が一番多く、一般的です。
・翻訳者の働き方
翻訳者として働くには、大きく分けて
・社内翻訳者として企業で働く
・フリーランスとして個人で働く
働き方があります。


☆翻訳者への代表的な道のり


翻訳者の仕事は、求人もあまり多くないため、どうやってなるのかわからない方も多いはず。
代表的な翻訳者へも道のりは以下の通りです。
・文芸翻訳
出版社へ直接自分の翻訳作品を持ち込んだり、コンテストへ応募したりする方法が一般的です。
企業に就職するのではなく、フリーランスとして働くことが多いです。
文芸翻訳は、憧れを抱く人も多いですが、翻訳の仕事の中でも狭き門なので、ハードルは高いです。
・実務翻訳
・社内翻訳者として、企業に就職し、社内で翻訳を担当する
・翻訳会社に登録し、翻訳会社を介して仕事を受ける
・フリーランスとして企業や個人から直接仕事を受ける
こういった方法があります。
実務翻訳は、金融、IT、法律などさまざまな分野での仕事があるため、得意分野によってなりかたはいろいろですが、社内翻訳者として経験を積んでから、フリーランスになる方法が一般的です。
・映像翻訳
映像製作会社などに就職し、翻訳担当として働く方法が一般的ですが、最近ではYouTubeの動画翻訳など、フリーランスとしても受けやすい仕事が多くなってきました👍
映像翻訳は文字数の制限があったり、意訳しないといけなかったり、特殊なスキルが必要となるので、翻訳スクールなどで学んでからフリーランスになる人もいます。
☆翻訳者になるための語学力


翻訳者に必要な英語力は、英検準1級、TOEIC900以上が目安といわれています。
しかし、これはあくまでも目安であり、英検やTOEICのスコアがあれば翻訳者になれるというものではありません💦
翻訳者には、決まった英語力の基準というものがないのです。
しかし、ネイティブ並みに自然な訳がかけることが前提なので、英検準1級、TOEIC900以上が余裕で取れるくらいが目安とされています。
翻訳者の中には、TOEICが900未満でも綺麗に訳せる人もいます。
反対に、TOEIC900以上でも自然に訳せない、翻訳能力がない人もいます。
このように人によってさまざまですが、非ネイティブが翻訳者を目指す際には、1つの目標基準として語学力を測るテストを参考にするとよいでしょう。
・特に必要なのはリーディング力
翻訳者にとって必要な英語力の中でも特に必要なスキルは、リーディング力。
正確な文法読解ができることはもちろんですが、リーディングのスピード力も必要です。
一文一文丁寧に精読することも、文章によっては必要ですが、翻訳の仕事は時間のかかる作業なので、たくさんの英文をいかに早く正確に読解できるかが重要。
日頃から、英文を多読するなどして、読解力を養う必要があります。


☆英語力よりも専門的知識で差がつく


翻訳者は英語ができて当たり前の世界であり、今の時代は、英語ができる人は星の数ほどいます。
翻訳者として仕事をしていくためには、英語プラス専門分野の知識が必要。
実務翻訳では、主にビジネス文書を扱うので、金融、IT、不動産、製造業、などさまざまな分野での専門知識が必要となってきます。



私は最近、通訳で金融関連の単語を使うことが多く、日々勉強です!
ビジネス文書では、その分野の専門的な用語や言い回しが使用されているので、専門分野の知識や経験が豊富であれば、実務翻訳は比較的しやすいです。
反対に、いくら英語力が高くても、特定の分野の専門的知識や経験がないと、正確な訳をかくのは難しいです💦
例えば、医療翻訳など、人の命や健康にかかわる文書で誤訳をしてしまった場合、大変なことになってしまいます。
このように、実務翻訳では、専門的な知識と経験が重要となるので、英語力プラス専門的知識があると、実務翻訳者として活躍がしやすくなります。
・専門的な知識や経験がないと翻訳者になれないのか
では、英語力はあっても、専門的知識や経験がない人は翻訳者になることはできないのか。
こういった疑問を抱く方もいるでしょう。
実務翻訳の対象となる範囲はとても広いです。
機械のマニュアルや、法的な契約書から、ビジネスメール、履歴の翻訳などさまざま。
特に、フリーランス翻訳者の場合、クラウドソーシングを介しての翻訳の仕事は、多岐に渡ります。
専門的知識や経験がなくても、ビジネスメールが得意である場合など、自分のもっている強みを活かし、英語力があれば受けられる仕事もあります。
翻訳者を目指す人は、自分がどんな分野で強みがあるのか、どんな分野で翻訳者として仕事がしたいのか考えてみるとよいでしょう。
☆翻訳の仕事はリサーチ業がほとんど


翻訳の仕事は、ただ英語にふれていればできる仕事ではありません。
翻訳した訳が適切かどうかを調べるのはもちろん、インターネットや、関連する書籍などを調べて知識を得る作業が必要。
翻訳は、このリサーチ作業が大半となるため、ただ英語が好きというだけでは翻訳者として仕事をしていくのは難しいです。
常に、知識を得て学ぶ姿勢、地道に調べ続ける根気強さが必要となってきます。


☆言葉だけでなく文化や歴史に興味をもつ


翻訳者の仕事は、英語のネイティブではない場合、いかにその国の文化や歴史に興味がもてるかが、重要。
翻訳のスキルには、その国の文化・歴史的背景の知識がないと、自然に訳せないからです。
ネイティブ並みの語学力を身につけるためには、日々、その国の出来事や文化について学び続ける姿勢が大切です。


☆言葉は常に生きている


言葉というのは、時代とともに常に変化しています。
日本人が、昔の言葉を使わないのと同じように、英語にも、現在の言葉というものがあります。
なので、あまり古い書籍や、海外ドラマなどを参考に勉強していても、現代では使われない表現や、不自然な訳になってしまうことがあります。
常に、時代の変化に対応できるように、日々、アンテナを張って新しい言葉にふれるようにしましょう。
☆ITスキルも翻訳に必要


翻訳者として仕事をする上で、語学力だけでなく、ITスキルも必要。
翻訳作業は、文字を打ち込む作業だけでなく、リサーチ作業が大半となるため、1件の翻訳作業をこなすだけでも、ものすごく時間がかかります。
効率的に翻訳作業をこなしていくためには、機械翻訳をうまく使いこなしたり、インターネットで必要な情報をいち早く見つけ出したりする力が必要です。
もちろん、機械翻訳だけに頼ってしまうのはプロの翻訳者とは言えません。
機械翻訳を使用する場合は、大体のニュアンスを機械翻訳で掴んで、細かい部分を訳していくなど、使い方に工夫が必要です。
特に、在宅翻訳者は、一人でかなりの数の件数をこなす必要があるので、いかに効率よく翻訳できるかということがカギとなります。
機械翻訳の有効活用、リサーチに必要な情報を素早く見つけ出すITスキルを身につけることにより、生産性を上げていくことが大切です。


☆英語力だけでなく日本語力も必要


翻訳者と聞くと、英語力に重きを置きがちですが、日本語力も重要であるということを忘れてはいけません。
母国語だから、綺麗な日本語が書けて当然というわけではなく、意外と書けない場面が出てきます。
何を翻訳するのかにもよりますが、普段触れていない文書などは、訳に忠実になることにとらわれすぎて、自然な日本語訳が書けないこともあります。
母国語であっても、普段からさまざまな文書に目を通し、自然な訳が書けるようにしておくことが必要です。


☆翻訳の機能を理解する


翻訳者の仕事は、綺麗な翻訳ができればいいというものでもありません。
翻訳する文書は誰に向けて、どのような役割を果たさないといけないのか。
翻訳者は、この翻訳が果たす機能をしっかりと理解しなければなりません。
いくらネイティブ並みの綺麗な翻訳ができたとしても、読み手にとって理解しにくい文章であれば、翻訳としての機能を果たせていません。
読み手、クライアントのニーズを理解する力も翻訳者には必要。
会議資料の翻訳であれば箇条書きの原書に、わかりやすく言葉を付け足す必要があり、ユーザーに購入してもらうことが目的の翻訳物であれば、購買意欲がそそられるような言い回しが必要となるでしょう。
このように、常に、この文書はどのような翻訳をすれば、翻訳の機能を果たすのか考えながら翻訳をしていく姿勢が大切です。


☆人間にしかできない翻訳力


近年では、機械翻訳の技術も日々進化しており、その精度もだいぶ高くなってきています。
機械翻訳の出現で、翻訳者としての仕事はなくなるのではないか、と心配している方もいるでしょう。
しかし、翻訳者の仕事がなくなるまでの技術はまだ機械翻訳にはありません。
細かいニュアンスや、文脈に沿った表現など、人間でしかできない部分があるからです。
特に、文芸翻訳などは、作者の気持ちをくみ取りながら翻訳する必要があり、そこまでの能力はまだ機械翻訳にありません。
機械翻訳にはできない翻訳をするためには、感性や言葉の豊かさを身に付けていくことが大切。
☆翻訳者になるためには行動力が大切


翻訳者の仕事に興味があるけれど、「英検準1級やTOEIC900に満たない」「ネイティブ並みの英語力がない」などの理由で、なかなか翻訳の世界に勇気を出して踏み入れることができないままになっている人も多いでしょう。
翻訳者としての働き方、翻訳の分野はさまざまなので、何を目指すかによりますが、翻訳者を目指したいと思ったら、まずはトライアルを受けてみたり、社内翻訳者へ応募してみたりすることが翻訳者への道への第一歩です。
翻訳者としての必須スキルはないため、なかなか難しいですが、勉強と並行して、チャレンジし続けましょう。
☆翻訳者には集中力と忍耐力が必要


翻訳者の仕事は、常にデスクに向かって集中し続ける作業です。
翻訳・リサーチ作業は研究者のように徹底的に調べ、最適な訳文に仕上げます。
何時間もずっとデスクに向かって作業する仕事のため、じっとしていることが苦痛な人には難しい仕事です。
何時間もデスクで集中して作業することが苦痛だと感じず、納得のいくまで根気よく調べ続けられる集中力と忍耐力が必要です。
また、翻訳の仕事の納期は、短納期であることがほとんどです。
そのため、納期に追われながら作業をしなくてはいけない場面もあります。
そのようなときでも、落ち着いて作業ができる冷静さも必要。


☆翻訳者の仕事は英語力だけではつとまらない
翻訳者の仕事は、英語力は必須ですが、英語力があるだけでは翻訳の仕事はできません。
翻訳者は、英語を使う仕事で、在宅でも働くことができ、憧れを抱く人も多い人気の仕事です。
必須となるスキルがないため、英語力に自信があれば挑戦することができる仕事です。
しかし、翻訳の仕事は、地道に調べ続ける集中力と忍耐力、常に学び続ける姿勢が必要。
常に母国、外国に対しての興味、関心をもち、探究心と自己成長意欲がある人には向いている仕事だといえます。
翻訳者は、大変な仕事ではありますが、自分の翻訳が、社会に出たり、だれかの役に立てたりすることに非常に大きなやりがいを感じられるはずです✨
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